31.12.10

アップルフラップ

オランダでは大晦日にオリボーレンというお菓子を食べる習慣があります。
これはドーナツの原型と言われています。
ドーナツのようですが、沖縄のサーターアンダギーのようにまん丸の形です。
ほとんどの人はこれを屋台やお菓子屋さんで買います。

主人の実家では手作りします。
でもオリボーレンではなく、アップルフラップという別のお菓子です。
単純に主人の家族はみんなオリボーレンが好きではないからです(笑)。
アップルフラップは薄切りのりんごに生地をつけて揚げるだけの単純なものですが、
生地に少しビールを入れます。こうするとサクサクとした食感になります。
出来上がったアップルフラップに粉砂糖やシナモンをかけて食べます。

それにしても作る量がものすごいんです。
りんごも何十キロあったでしょうか。
家族みんなの分、ご近所の分、元旦に年賀の挨拶に来る親戚、友人の分。
義兄や主人も義母を手伝いに行くのが習慣になりました。
今年もお手伝いに行ってきました。


揚げ物なのでキッチンで作るとキッチン中油だらけになるので
義母はいつも納屋で揚げます。これがまた寒~い!
納屋なのでもちろん暖房などありません。
厚着をして手袋、帽子をかぶっての作業です。
でも揚げたてのアップルフラップをつまみ食いしながら
(お手伝いしたものの特権)、お茶を飲んでわいわいやるのが大好きです。

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