31.12.10

良いお年を!

オランダの大晦日は賑やかです。
クリスマスは家族と過ごす大切な時間ですが、
大晦日は友達と過ごす楽しい時間です。
夕食を早めに済ませ、飲み物とおつまみを用意して
友達とホームパーティーを開きます。


もうひとつ大晦日に欠かせないのが花火。
22時頃から花火があちらこちらで上がり、
24時になり新年となるとピークに達します。

今年はブログを始めた年。
皆さんのコメントが励みになり続けることができました。
どうもありがとうございました。
来年もどうぞよろしくお願いします。

アップルフラップ

オランダでは大晦日にオリボーレンというお菓子を食べる習慣があります。
これはドーナツの原型と言われています。
ドーナツのようですが、沖縄のサーターアンダギーのようにまん丸の形です。
ほとんどの人はこれを屋台やお菓子屋さんで買います。

主人の実家では手作りします。
でもオリボーレンではなく、アップルフラップという別のお菓子です。
単純に主人の家族はみんなオリボーレンが好きではないからです(笑)。
アップルフラップは薄切りのりんごに生地をつけて揚げるだけの単純なものですが、
生地に少しビールを入れます。こうするとサクサクとした食感になります。
出来上がったアップルフラップに粉砂糖やシナモンをかけて食べます。

それにしても作る量がものすごいんです。
りんごも何十キロあったでしょうか。
家族みんなの分、ご近所の分、元旦に年賀の挨拶に来る親戚、友人の分。
義兄や主人も義母を手伝いに行くのが習慣になりました。
今年もお手伝いに行ってきました。


揚げ物なのでキッチンで作るとキッチン中油だらけになるので
義母はいつも納屋で揚げます。これがまた寒~い!
納屋なのでもちろん暖房などありません。
厚着をして手袋、帽子をかぶっての作業です。
でも揚げたてのアップルフラップをつまみ食いしながら
(お手伝いしたものの特権)、お茶を飲んでわいわいやるのが大好きです。

30.12.10

裏庭の賑わい

年末で日本の皆さんは大掃除や買出しなどで大忙しですね。
私も大掃除は毎年年末にするのですが、今年は少しずつ何度かに分けて
クリスマスまでに済ませました。
大変だったけれど掃除の後はすっきり爽快ですね。
オランダでは大掃除をクリスマス前とイースター前
(「春の大掃除」と呼ばれています)にします。

裏庭は雪で埋もれていて真っ白。花のない寂しい裏庭ですが、
野鳥たちが餌をつつきに来て賑やかになりました。
寒さが益々厳しくなって自然の中では食べるものがなくなってしまったのでしょうね。
シジュウカラ、アオガラ、ヨーロッパコマドリ、クロウタドリや
今春裏庭でヒナが孵ったズアオアトリなど。
窓ガラス越しですが写真が撮れました。

↓はヨーロッパコマドリ。



↓はアオガラ。


↓はシジュウカラ。



↓はズアオアトリとアオガラ。


しばらく見なかった野鳥も来るようになりました。
コジュウカラ。今日初めて2羽同時に見ました。
1羽ずつ来ると何羽いるのか分かりませんね。



コジュウカラ木の幹に垂直にとまり、頭部を下にして幹を回りながら
降りる習性があります。ヨーロッパコマドリやシジュウカラも
アクロバットな姿勢で木にとまることができますが、
このコジュウカラにはかないようです。

ヒヤシンスの水栽培 クリスマスライトアップ編

ヒヤシンスの水栽培の記事で、窓際に飾ってあるクリスマスの飾り(玉葱のような)が何だか分からないというコメントを頂き(笑)、クリスマスライトアップ編の写真を撮ってみました。


クリスマスツリーの枝に見立てたものにライトが巻きつけてあります。
これをよく柱に巻きつけたり、窓際に置いたりして飾ります。
これに木の実やリボンなどのデコレーションを付けたりします。
玉葱のように見えるのはツリーに付けるガラス製の飾りです。


クリスマスの後お正月までは祝日ではありませんが、クリスマスホリデーといって
お休みをとる人が多いのでクリスマスツリーやその他のデコレーションも1月1日まで飾ります。


ライトアップしてもやっぱり玉葱に見えますかね?(汗)

29.12.10

ヒヤシンスの水栽培

オランダは球根生産が盛んです。
中でもチューリップはあまりにも有名ですね。球根の生産量は世界一だそうです。
他にも水仙、ダリア、ヒヤシンス等、球根の宝庫です。

オランダでは寒い冬の間、球根を部屋の中で育てる方が多いようです。
クリスマスはアマリリスやヒヤシンス。
義母はいつもヒアシンスをクリスマスツリーの下に置いています。
そうするとクリスマスツリーが甘い香りに包まれます。

私も12月上旬にヒヤシンスをガラスの容器に入れましたが
やはりクリスマスには間に合いませんでした。


クリスマス、お正月が終わると、ムスカリや水仙が出始めます。
こうしているうちに冬が終わり、待ち望んだ春が来ます。


2年ほど前、フロントガーデンに小さな球根ばかりを400個ほど植えました。
来春も咲いてくれるのが楽しみです。

27.12.10

12月限定食器

オランダにAlbert Heijnというスーパーマーケットがあります。
創業は1887年でかなり古いスーパーです。
このスーパーがWedgwoodに依頼して独自のクリスマス用食器を作りました。
毎年クリスマス前になるとこの食器がこのスーパーでのみ販売されました。


絵柄の緑の壁に赤の屋根のお家はAlbert Heijnの1号店です。
本当にこの絵柄のように可愛いお店なんですよ。


Wedgwoodなので安くはないのですが、クリスマス後に半額になりました。
可愛いけれど…と迷っていた私は、半額になると迷いがなくなり(笑)、
毎年少しづつ集めました。

私と一緒にセール品を物色していたオランダ人のおばあさんは、来年どなたかのクリスマスプレゼントにしようと言ってました。流石、オランダ人…(笑)。


クリスマス柄なのでいつも使えるというわけではないのですが、
我が家ではクリスマスの2日間だけではなく、12月はずっとこの食器を使います。
12月になってとこの食器を箱から取り出すときって、嬉しくって仕方がありません。
少し贅沢ですが、○○限定で使えるものがあるっていうのもいいものですね。

26.12.10

クリスマス

オランダのクリスマスは12月25日と26日。
日本ではどういうわけか24日のイヴにお祝いをする人が多いようですが、
こちらは24日は祝日ではありません。
(写真はうちのクリスマスツリーです。)


レストランで食事をする人も殆どなく、家族が集まってうちで
ご馳走を食べるというのが一般的です。
マルシェでは普段は見れない珍しい食材が揃います。

私たちも25日は主人の実家でお祝いをしました。
(写真は主人の実家のクリスマスツリー(一部)とクリスマスデコレーション。)



1日中ゲームなどをして遊びます。テーブルにはお菓子が沢山出されていてついつい手が出てしまいます。


遊んだ後は夕食を一緒に食べます。
今回は前菜を私が、メインを義母が、デザートを義姉が用意しました。
義母はいつも食べきれないほどのご馳走を用意しています。
時々休憩しながら食べても沢山残ってしまいます。
でも何よりもご馳走なのは会話です。
昨日も皆涙を流してお腹が痛くなるまで大笑いしました。

オランダでは英語で言うcozyという言葉が良く使われます。
私はこれほどこの言葉が使われる国を他に知りません。
とにかくcozyをこよなく愛する人達ということなのでしょう。

22.12.10

八重山諸島1 石垣島

里帰りがのアップが遅れておりますが、お庭は雪で埋もれていますので
しばらくこの話題になりそうです。お付き合いください。

私も主人も沖縄が大好きでこれまでに沖縄本島と宮古島へ行きました。
今回は長期休暇が取れたので八重山諸島を旅行することにしました。

神戸空港から那覇経由で石垣島へ。
神戸空港を使うのは2回目。やっぱり空港が近いって便利ですね。
10時35分発だったので朝ものんびりできました。
写真は飛行機から見た神戸です。後ろは六甲山。


沖縄が見えてきました。海の色が違いますね。


ホテルにチェックインしたのが14時半頃。
初日は特に何も予定がなかったので、ホテルで自転車を借りて
石垣島散策に出ました。

唐人墓。
1852年、中国アモイからカリフォルニア州へ航行中のアメリカの苦力貿易船、
ロバート・バウン号内で、船長の苦力虐待を契機に暴動が発生した。
2月19日に石垣島の崎枝村沖合で座礁し、380人の中国人苦力が上陸した。
事情を知らない八重山の役人たちは崎枝村の赤崎に収容所を設けた後、
監視しやすい富崎に移して収容した。

その後、離礁したバウン号の報告を受けてイギリス船2隻が石垣島に来航し、
3月16日に富崎の収容所を砲撃し、さらに武装した兵士200人以上が上陸して
逃走した苦力を射殺・捕縛して3月23日に出航した。
また、4月4日にはアメリカ船1隻が来航し、兵士100人以上が上陸・探索を行ない、
4月12日に引上げた。捕縛を免れた中国人は琉球王国に保護されたが、
収容所の衛生は悪く、翌年9月29日に中国に送還された生存者は172名で、
この間に病死、自殺、あるいは行方不明になった者は128名に上った。


魚釣りをする親子。何の魚が釣れるのでしょうか。


花や昆虫もトロピカルな色をしていますね。



海岸沿いを歩いていると、貝殻だと思っていたのに動くのでびっくりして
良く見ると、生きていました。



フサキビーチ。
普段は家族連れの多いビーチらしいのですが、日曜日の夕方だったためか
ほとんど人がいませんでした。


曇りだったので海の色が冴えていませんが、のんびりとできた一日でした。

20.12.10

森の雪景色

久しぶりに近くの森へ散歩に出かけてきました。




雪はさらさらのパウダースノー。スキーには良い雪ですが、オランダには山がないんですよね。
日本にいた頃はよくスキーをしました。スキーが好きというよりこの銀世界が見れたからです。
雪景色を見ながらゆっくりとスキーを滑らせるとすごくリラックスできました。
今はスキーに行かなくても家から歩いてこの景色が見れるのだから幸せだなぁと思います。




森の散歩はどの季節も大好きですが、雪景色の森はなんだか神秘的な美しさです。
こんな森を歩いていると、C.S.ルイスの「ナルニア国物語」を思い出します。
クローゼットを抜けると雪景色の森のナルニア…。



こんな小道で歩みを止めると、聞こえるのは鳥のさえずりだけ。
写真では限界があってお伝えできないのが残念です。



私たちが歩いたところはあまり人が来ない静かなところですが、
車道の近くまで来ると大勢の子供たちがそり遊びをしていました。
みんなすごく楽しそうで私まで楽しい気持ちになりました。


特にこの3人乗りの子供たち、笑いこけながら滑っていました。


クリスマスまであとわずか。
今年はホワイトクリスマスになりそうです。

17.12.10

野うさぎ 2

先日の野うさぎ、毎晩遊びに来ています。
姿を見かけたので何をしてるのかなと思い、しばらく観察しました。
うちの芝生を食べていました。(笑)
やっぱりただ遊びに来ていたわけではないのね。
でも雪の中に顔を突っ込んで芝生を食べる姿が可愛いです。

毎晩来ることが分かったのでカメラを用意していて
今晩写真を撮ることができました。
フラッシュをたくとびっくりしてもう来なくなってしまうかもしれないので
フラッシュなしの撮影しました。


見にくいですが、幸い雪があるので影のように映っています。