12.9.10

デ・ハール城

友人が来た二日目は色々と観光できました。
まず初めにデ・ハール城

オランダ政府観光局の情報より~
デ・ハール城が今日の姿になったのは、19世紀のことですが、その昔は13世紀の頃からファン・ザイレン一家がお城を所有していました。1890年エリーネ・ファン・ザイレン・ファン・ニエフェルト・ファン・デ・ハール男爵がお城を相続しました。男爵は、その頃までには廃虚も同然の状態になってデ・ハール城の再建を決意し、アムステルダム中央駅、国立博物館等の建物の設計士としても有名な建築家P.J.H. カイパースが再建の設計を担当しました。城の古い城壁の石を最大限に利用して再建された結果、現在でもお城の壁に古い中世の石と近代の石が組み合わさっているのを見ることができます。カイパースの監督のもとこの貴族のための別荘は、ネオ・ゴシック・スタイルの注目すべき代表作となり、世界中の専門形の間で賞賛されています。

これは入り口です。白と赤の雨戸が可愛いですね。自転車置き場があるのがオランダらしい。


オランダ政府観光局の情報より~
お城を取り囲む庭園は、それだけを訪れるのに十分な魅力があります。地形や樹木の配置を計算して作られた庭園は、その素晴らしい景観が喚起するイメージから「小さなヴェルサイユ」と呼ばれることもす。ローマ風の庭園はその形がローマのレース場に似ていることから名づけられました。中央のローズ・ガーデンは大変絵になりますし、正方形の植え込みや生垣をもつトピアリー・ガーデンは、目の保養です。庭園が形作る模様は、周辺の美しい公園のなだらかな稜線や、池、ロマンチックな景色、何気なく訪れた人がつい散策に誘われてしまう小道と一緒になって、洗練された色合いを帯びています。



お庭の面白いエピソードをガイドさんが語ってくれました。
お庭にはだいたい若木を植えて、年とともに大きくさせるのですが、男爵は初めから大きな木を植えたがりました。それで大きな木を運び入れることになったのですが、近くにあった村が邪魔で木を運び入れることができなかったそうです。それで男爵はその村を別の場所に移してしまったそうです。



中世に迷い込んだかのよう…。



いよいよお城の中へ。


お城の中は撮影禁止でしたのでガイドブックの一部を載せます。

キッチンは”Batterie de cuisine”と呼ばれるスタイルで、このキッチンはオランダでは王家以外はここだけのスタイルです。これもこの時代には大変モダンな設備だったようです。タイルには男爵家の紋章が入っています。


デ・ハール城のインテリアは19世紀末に興勢だった贅沢な趣味に彩られています。東洋の花瓶、江戸時代の日本の人乗り籠、そして特に16世紀、17世紀のフランドル地方の保存状態の良いタペストリーのコレクションといった、芸術の至宝を多数所有。これらの芸術品はエリーネ・ファン・ザイレンとフランス人の妻、エレン・デ・ロスチャイルド男爵夫人が、世界中を旅しながら集めたものです。



男爵とその家族はこのお城に永住するつもりはなかったらしいのですが、電気やセントラルヒーティングの設備が整っていました。この時代としては大変モダンな設備です。



これだけ素敵なお城なのに、なぜか外国人観光客が少ないです。
日本人も見たことがありません。どうしてでしょう?

おまけ。
移動途中に見つけたベリーの直売所。プラムとチェリーを買って翌日の朝食で食べました。
このおじさん、すごい訛りがのあるオランダ語だったので、あ~田舎に来たなぁ~と感じました。
って私も田舎から出てきてたんだった(笑)。


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